Dec.13.2012 サンフランシスコ2日目 San Francisco 2nd day




サンフランシスコはケーブルカーの走る街ですが、それにしても、急な坂です。地図を見ただけでは、ただの碁盤の目ですが、傾斜がない道がないと言えるくらい、傾斜のある街です。日本の街であれば、道路の形から坂道があるか読み取れるものですが、アメリカはとことん地形を無視した街づくりをするので、地図で見ただけでは一見わかりません。

傾斜地に人が住み着く場合、農耕を行うのであれば、平坦な土地が必要となり、必然的に等高線に沿って土地を開拓します。道や住居もそれにあわせ作られるので、等高線に沿った街が形成されていきます。棚田や段々畑はその典型です。例えば、長崎は、この類の傾斜地の街の代表格です。また、長崎は古い街ですから、人間の主たる移動手段が徒歩であった時代の街づくりですので、道は細く曲がりくねり、また多くの階段があります。

それに対し、傾斜地を平坦化して利用する意志がなく、また移動手段も車両を用いることが前提となった場合、碁盤の目の街づくりをすることになるのでしょう。傾斜の緩急は動力を用いることで無関係にでき、傾斜地に直接建物を建築できるのであれば、平地と同様、碁盤の目状の都市計画をするのが最も効率がよいからです。日本でも、函館の函館山の麓の街区などは、そのようなイメージの街づくりがなされています。

このような点からも、サンフランシスコが開拓の街であることを感じ取ることができます。











初めの4枚と、後の4枚で雰囲気の違いを感じられたでしょうか。中華街を各地で見てきましたが、ここサンフランシスコの中華街を歩いて、はっきりと感じたことがあります。それは、中華街にも二種類あること。「外向き」の中華街と、「内向き」の中華街があることです。

実際歩いてみると、歩いている人種が違います。「外向き」の街には、非中華系の人が多く、店舗の種類も、宝石商やおみやげ屋が中心。看板も客層にあわせ、現地語表記が主となります。それに対し、「内向き」の街は、中華系の人のための街。食料品店や生活雑貨店が中心です。歩く人のほぼ全てが中華系で、飛び交う言語も中国語、当然看板も、中国語表記が主となります。

サンフランシスコの場合、通りによってその性格がはっきり分かれます。中華街の門から続くグラント通りが「外向き」の街、一本西側、トンネルを抜けた先のグラント通りが「内向き」の街の中心です。

多くの都市の場合、中華街は「内向き」の街だけです。ゆえに、現地人はチャイナタウンを忌避する傾向にあります。それに対し、例外的なのが、日本のチャイナタウンです。横浜の中華街などは、日本人が観光地として足を運び、客層の中心となっています。また街もそれにあわせ、「外向き」の街づくりがなされています。その点で、日本の中華街というのはとてもユニークです。

なお、日本人街というのは、絶対数の問題もあるでしょうが、それ以上に見られないものです。これは、日本人があまり集住しないことと、個人単位でその国に溶け込んでいく傾向にあることが要因でしょう。

サンフランシスコはこれでおしまいです。明日はロサンゼルスからお届けする予定です。

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