Dec.26.2012 メキシコシティー Mexico City


メキシコシティーは、メキシコの首都であり、ラテンアメリカを代表する大都市ですが、この地にはかつて、テノチティトランというアステカの都がありました。1520年代まで、テスココ湖上に浮かぶ島に人口30万人ともいわれる大都市が存在し、先住民アステカ人の国がありました。しかし、コルテス率いるスペイン征服軍に徹底的に破壊され、その上に植民都市メキシコシティがつくられました。
メキシコシティに残る植民地時代の古い教会は、アステカの都市を破壊したその石材をもって、アステカ人を使役してつくられたものです。




写真で見ていただけるように、破壊されたアステカの都市の土台と教会の石材が同じであることがわかります。また、その成り立ちから、メキシコシティーはどこを掘ってもアステカの遺構が出てきます。
アステカの霊魂を封印するかのように、上に重くのしかかる植民都市メキシコシティー。


時代は流れ、スペイン植民地は独立し、メキシコという国が生まれました。征服した者と、征服された者、双方の血が流れるメキシコ人にとって、この光景はどう映るのか。ルーツに疑いを抱かない日本人である私には、想像のつかないものです。ただこの碑文、「勝利も敗北も無かった、耐え難い苦しみのうちにメスティーソの国が生まれた、それが今日のメキシコである」という言葉が、それを語っているような気がします。







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