司法修習の実務修習地が決まりました

ブログの更新を放置して、定期的にチェックして下さっている方には申し訳ありません。 スバールバルで更新が止まっている旅ですが、続きは12月頃からの連載再開を予定しています。北欧編、イスラエル・パレスチナ編、イギリス・アイルランド編、スイスと極小国家巡り編、といった予定です。

さて、旅人の一年を終え、いよいよ司法修習生になる訳ですが、その実務修習地が、鹿児島に決定しました。

司法修習は、一人前の法曹になるための国による研修で、弁護士資格を取るためには一年間の修習が原則必修であり、そのうち約10ヶ月が実務研修として、日本の地方裁判所・検察庁の何処かに配属になります。つまり、日本の都道府県庁所在地+αの何処かに飛ばされるということです。 実務修習地は、一応希望は出せますが、意に反する所に飛ばされても拒否権はなく決定されます。更に、給料も出ないので、生活の為に半強制的に借金を強いられます。
という、なかなか惨い制度な訳ですが、地方暮らしが出来るのは貴重な機会ですので、楽しんで来ようと思います。

鹿児島は、新幹線の終点であり、南西航路の起点でもあり、九州を回るにも、屋久島・奄美大島など南西諸島を回るにも、交通の便の良い所です。東京に住んでいると、連休を取らなければ行けない所にも、週末等で気軽に行けるチャンスですので、いろいろ巡ってみようと思っています。

Jul.23,24.2013 ロングイェールビーン(生活編)Life in Longyearbyen,Svarbard


スヴァルーバルは、ツンドラの不毛の土地、農作物は育ちません。そこに住む人々の生活を支えるのが、この生協。その中を覗いてみます。


まず目に留まるのが、色鮮やかな果物。樹木の育たぬ外の風景とは対照的です。これらは当然輸入されたのもの。


品揃えでは、本土のスーパーに見劣りしません。ただし、すべて空輸に頼るため、値段は跳ね上がります。オレンジ1kg24.9クローネ(414円)


ジャガイモ1kg28.9クローネ(約480円)


お肉。なお、2013年7月末のレートで、6クローネ=約100円です。表示価格を6で割って、ゼロ2つ付けると日本円に換算できます。


生の魚も。おそらく空輸品。


ヨーグルトドリンクは、1ℓ約670円


缶ジュースは、一本約130円とまともな価格。ちなみに、500mlペットボトルになると、異様に価格が跳ね上がります(1本約450円)。


品揃えは豊富です。


こんな所でも、日本の時計は売られています。


ちょっと可愛いポット


こけし湯呑みだそうです。


こちらはコンビニ。午後10時まで営業している、島で一番営業時間の長いお店です。


中は普通のコンビニと同じ。


500mlペットボトルは、2本で40クローネ(1本340円)が「割引価格」らしい。


町最大(にして唯一)のショッピングモール。


スポーツ用品店。


洋服屋。北極でも、店構えはオシャレ。


リーバイスの504が一本899クローネ(約15000円)


ここ、スヴァーバルは、条約の関係で、ノルウェーの消費税が課されません。ノルウェーの消費税は25%なので、案外本土より安いのかもしれません。



日本の化粧品は、北極の女性にも人気。


この島では、日本人も勝手に商売を始められますが、まさにそんな理由なのか、寿司屋が出来ていました。


日本人も居るらしい。世界最北の寿司屋ですね。


タイ料理のお店。この一皿が1700円から2000円程度する計算になります。さすがに高い。


ホッキョクグマの革製品を売るお店。


シャレでしょうか、


いやシャレじゃないのかも、


ここ、スヴァーバルは、ホッキョクグマの生息域。ホッキョクグマの出没の恐れがあるため、住民は猟銃を所持します。


ホッキョクグマ注意の標識


ここは、北極点からわずか1300kmの地点なのです。


ちなみに、この標識は珍しいのでお土産マグネットになっていたり、マグカップも見ました。


ホッキョクグマもまた、町のシンボルになっています。


生協のエコバッグもホッキョクグマ。


銀行に


郵便局、基礎インフラは整います。


スヴァールバルは、極地観測の拠点になっており、大学があります。


こちらは、ミュージアム。スヴァールバルの歴史や生活の様子が展示されています。


スヴァールバル、元々は捕鯨や、アザラシ漁の基地として利用されていたに過ぎず、定住人口は殆どありませんでした。


それが、20世紀になり、石炭採掘が行われるようになると、定住者が現れ、領有権問題も生じました。そして、スヴァールバル条約により、現在の特殊な状況が生み出されました。


ミュージアム付属のショップでは、スヴァールバルに関する資料も売られています。こちらは、ノルウェー北極地域局発行の地形図。他にも、ノルウェー領北極地域地理資料集なども売られていました。


こちらは、図書館。地域の本から、その他様々蔵書があります。DVDも多く、明けない夜の冬場など、住民の重要な娯楽なのでしょう。


図書館には、タイ語とロシア語の書籍も備えられています。ここには、タイ人やロシア人の住民も一定数おり、その多国籍地ぶりが伺えます。なお、この図書館(ならびに周辺)では、無料のWiFiが飛んでいます。この極地でもネットで世界中と繋がることができる、ITが世界を小さくしたということを実感できます。


また、電話会社のアンテナも立ち、携帯電話の利用も可能です。


町には、教会があります。町の中心から少し外れた丘の上に、小さな教会が建ちます。




この教会は、なんと24時間営業。中に広々としたリビングのような休憩スペースがあり、コーヒー等(有料)が備え付けられています。



学校(おそらく小中高校)。町の規模からしたら、立派な学校です。


謎の電機小箱の備え付けられた駐車場


電気自動車かと思いきや、この島では電気自動車を全く見かけません。


夏はお役御免ですが、ここは一年の殆どを雪に閉ざされる土地。自動車よりも、スノーモービルが活躍し、各家庭がスノーモービルを持ちます。先ほどの電源も、おそらくスノーモービルの充電用なのでしょう。


スキー板も各家庭に標準装備


短い夏には、キャンプ場も開かれます。場所は空港のすぐ下。しかし、真夏でも最高気温7度。時折小雨振り、地面が濡れた中でのキャンプは快適とはいい難いでしょう。


スヴァーバルの建物は殆どが木造ですが、島には一本の木も生えていません。材料はこうして船で本土から運ばれてきます。



港には、中国企業のコンテナもありました。世界の物流網は、こんな北極の島にも張り巡らされています。


世界の物流と言えば、こんな最果ての島にも、日本車の販売店がありました。トヨタにスズキにヤマハ。殆どの日本人が知らない場所でも、日本の製品が売られています。




ところで、北極圏のこの島は、この季節、太陽が沈むことはありません。この写真は、ちょうど午前0時の外の様子。夏至から一ヶ月経ち、正午に比べれば、若干光量が落ちるような気もしますが、雲のかかり具合にもよるので、ぱっと見には、全く昼間と変わりません。寝て起きると、外を見ても今が何時なのか、さっぱり検討がつきません。


もっとも、一晩中明るいというのは、深夜であっても出歩けるという点で、悪くはありません。この日、午前4時10分発の飛行機に乗るため、深夜1時に町を出て、空港まで1時間弱歩きましたが、明るいので全く不安はありません。問題があるとすれば、遮光カーテンが無ければ、夜眠れないことでしょうか。

さて、スヴァーバルを後にして、オスロに戻ります。