Jan.6.2013 お伊勢参り Ise Jingu


伊勢神宮(正式には、何もつかない「神宮」)は、神社本庁の本宗、天照大御神を祀る内宮と、豊受大御神を祀る外宮を中心とした、現在の三重県伊勢市に集まる神社の総称で、古より日本人の信仰を集めてきました。江戸時代には、一生に一度はお伊勢参りをするのが庶民の夢であり、車も鉄道も飛行機も無く、今よりも遥かに人口が少ない時代に、年間何百万人が参拝するほどの賑わいを見せていたそうです。
明治維新後は、神道は国家の基礎とされ、天皇家の氏神として、天皇の神格化を基礎付ける政治的にも重要な存在でした。戦後、国家神道の解体により、神宮も特権的地位を失いましたが、現在でも多くの国民の信仰を集め、数多くの参拝客を迎えています。








伊勢神宮は、20年に一度、社殿を改築します(これを「式年遷宮」といいます)。これは老朽化とは関係なく定期的に行われます。今年平成25年は、その20年に一度の式年遷宮の年で、改築にあわせ年間を通し祭事が執り行われます。改築は、今あるものを取り壊してからその場所に再建するのではなく、別の敷地に新しいものを建て、今あるものを取り壊し更地にするという方法で行われます。それゆえ神社の敷地には、社殿二つ分の敷地が用意されています。



こちらは既に建築工事が始まったもの。白い覆いの内側で、新たな社殿が建立されています。
社殿は、装飾や奉納品を含め、すべて新調されます。一般的には古いものが価値を帯びそうなものですが、ここでは新調されるしきたりになっています。宗教的意義も去ることながら、伝統技術の継承という点で、20年というサイクルが重要なのだと思います。例えば百年という年月が経過してしまうと、建築した職人はこの世に無く、技術が承継されず、再現が不可能という事態が容易に生じます。20年であれば、前回再建した時の職人が健在であり、後進にその経験と技術を直接伝承できます。
再建には、当然新たな資材を要します。社殿に使われるのは檜。そう、昨日訪れた、木曽の檜を用いて作られます。


内宮の前には門前町。参拝もさることながら、門前町の散策というのは大変心踊るものです。江戸時代の雰囲気さながらで賑わいをみせる街並みを歩くと、タイムスリップしたかのよう。こと正月の賑わいで人がごった返すのも、また正月らしい風情があって良いものです。





さて、昨日に続いて名物特集。

伊勢と言えば、まずこれですね、「赤福」。どこでも看板広告を見かけます。どこでも売ってます。名古屋駅でも売ってます。


手こね寿司。カツオを醤油とみりんでつけたものを、ご飯に乗っけて食べる漁師めし。とてもおいしいです。


伊勢うどん。どろっとしたタレが特徴です。味はみたらしの甘さ控えめといった感じ。讃岐系のうどんに慣れた人にはコシが足りないと感じるやわらかさの麺でした。

伊勢からは、近鉄で大阪へ。伊勢は名古屋にいくにも大阪に行くにも近鉄が便利です。大阪と名古屋では、意外にそこまで距離の差がありませせん。


大阪と言えば粉物、ソース味。お好み焼きに焼きそば。これもまた、日本を代表する味ですね。

式年遷宮が終わり、白木で新築された社殿を、また参拝に行きたいと思います。

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