Apr.27.2013 ニューヘイブン New Haven


ニューヘイブンは、ニューヨークから北東に2時間ほど、コネチカット州のロングアイランド湾に面した港町です。特に観光地ではないこの町ですが、イェール大学の大学街としてその名は知られています。中心部の半分ほど(中央の通りの右側奥の大部分)は、大学のキャンパスになっています。日本の大学と異なり、市街との明確な境界線はなく、街区の一部が大学の建物で占められる一角となっています。


イェール大学は、1701年創立。アイビー・リーグに所属する一校で、ハーバード大学、プリンストン大学と並び、全米三指の名門校。ロー・スクール(法科大学院)は、全米最難関として知られます。クリントン元大統領、ヒラリー前国務長官、ブッシュ元大統領(父)、ブッシュ前大統領(子)などの出身校でもあります。



市街中心部の大半を占めるキャンパス。


キャンパス中央の広場。歴史的建造物に囲まれた、芝生の綺麗な広場です。


大学内に現存する、最も古い建物。1750年は、1776年のアメリカ独立宣言より更に遡る、イギリス植民地時代からの建物。歴史の浅いアメリカにおいては、貴重な歴史的建造物です。




ドッヂボールをする(おそらく)学部生たち。掛け声やノリが実にアメリカ的でした。奥は総合図書館。ハーバード大に次ぐ、全米第二の蔵書数をほこります。


図書館の、貴重な蔵書を保管・展示する書庫。人類の英知、財産として、公開されています。



全米でもっとも美しい通りに選ばれた、キャンパスの道。まだ春早く緑が薄いですが、もう少し時期が進めば大変美しいでしょう。沿道には、キャンパスの歴史的建築が並びます。


このような、一軒家型キャンパスが並ぶのも、日本の大学では見られないもの。



キャンパスを歩いていると、いつのまにか外に出ます。ニューヘイブン・グリーン。ニューヘイブンの中央公園です。


野外コンサートや、ヨガ教室など、市民の憩いの場となっています。



観光馬車も、公園を集会します。この馬たち、かなり大型。


公園のまわりは、市庁舎を始め、市の中枢機関が立ち並びます。この南がダウンタウンの商業地区になります。


公園より北側は、閑静な住宅地区。その一角のこの通りは、全て法律事務所でした。イェールの大学街という場所柄からなのか、弁護士人口過多によるものなのか、とにかく、この静かで長閑な田舎町には似つかわしくないほど、多数の法律事務所があります。




街並みは、典型的なニューイングランドの街並み。前庭が広く、雪対策で階段状になった入り口、木造の一軒家。一軒一軒の間隔も広く、ゆったりとした街並みです。囲いがないのが、開放的で気持ちがいいです。治安もそれだけいいということでしょう。南米では考えられない風景です。




冬の長いこの地にも、ようやく春が訪れ、花々が咲き誇り、新芽が若木色に芽吹いていました。先週まではかなり寒かったようで、ちょうどいい時期に来れたようです。本当に気持ちのいい一日でした。


この街は、私が幼少期に暮らしていた街です。かれこれ20年前になりますが、当時暮らしていた家、通っていた小学校など、変わらずそこにあり、懐かしく、嬉しく、でも少し現実味が無いようで、なんとも不思議な感覚になりました。記憶の中のそれよりも、ずっとコンパクトな街で、幼い子供の世界の広さと、大人の感じる世界の広さの違いというのを、実感します。間違いなくこの街で、写真を照らし合わせても同じなのに、何故か記憶の中のあの街に行ったような感じがしない、なんともふわふわとした感覚に、この街を去ったいまも包まれています。


私が住んでいた家。


通っていた小学校。

最後に、深夜の到着にも快く受け入れてくれ、一日散策に付き合ってくれた友人には、心から感謝しています。この場を借りて御礼申し上げます。自分の思い出の街に、いま友人が暮らしているというのも、面白い巡り合わせで、なんだか嬉しいものです。

No comments:

Post a Comment