May.19.2013 猿島 Saru-shima, Japan


猿島は、横須賀沖に浮かぶ、東京湾唯一の自然島。明治時代には、陸・海軍により、首都防衛のための要塞が建設され、今もその遺構を島内に見ることが出来ます。



猿島要塞では、日本では珍しい、フランドル積(フランス積)というレンガ積みの工法が採られており、建築学的にも面白い場所です。


東京湾防衛のための要塞であったため、島の各所には砲台が設置されていました。


右手前の陸地は、神奈川県の観音崎、奥中央から左手に見える陸地は、対岸の千葉県房総半島です。東京湾が最も狭くなっているこの場所は、外海から東京湾に侵入しようとする敵艦を迎え撃つのに、非常に重要な場所でした。


猿島は無人島ですが、今は公園として整備され、簡単に散策できるようになっています。


要塞の遺構には遊歩道まで整備されています。


船着場横の海岸。ここは気軽にバーベキューや海水浴の出来る海岸として、休日になると、ものすごい数の観光客が押し寄せます。ですから「無人島」という雰囲気は、残念ながら皆無です。


ちなみに、こちらは12年前、2001年7月の猿島の写真。2003年に横須賀市により公園として整備される前で、廃墟がほぼ手付かずで残っていました。





当時高校生だった私には、その廃墟然として、ひっそりと無人島に眠る遺跡の雰囲気が強く印象に残りました。その点では、12年ぶりに訪れた猿島は、あまりに整備され、観光地化されていたので、少し残念ではありました。
もっとも、今日は大勢で訪れ、バーベキューをするなど、「今」の猿島を、十分に楽しめたので、それはそれで楽しい休日でした。

May.2.2013 帰国 End of the journey


ロサンゼルスを出発した飛行機は、11時間強のフライトの後、成田国際空港に着陸しました。日付変更線を跨いだので、日時は5月2日午後8時。16時間の時差に、11時間のフライトなので、5月2日はほぼ消えた一日になります。
日本に戻るのは、再出発の1月16日から3ヶ月半ぶり。久しぶりと言えば久しぶりですが、そこまで違和感はありません。幾度も長旅を繰り返していると、久しぶりに帰るこの感覚にさえも慣れてしまっている。そのことが意外でした。
もう5月に入ったというのに、えらく肌寒い東京。長袖の上着を取り出し、帰路につきます。

今回の旅(12月6日以降)で訪れた国は、順に、中国、カナダ、アメリカ、メキシコ、キューバ、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、エクアドル、コロンビアの14カ国。約5ヶ月間の旅でした。一箇所に長居すること無く、常に移動し続けていたにも関わらず、これだけの日数を要したことからも、アメリカ大陸の広さを実感します。

アングロアメリカは、予めの情報も多く、意外性がないことは想定内でした。しかし、ラテンアメリカは、地球の裏側で「世界の果て」というイメージから、全く違う世界を想定していましたが、行ってみれば案外普通で、それが予想外でした。ヨーロッパ人観光客も多く、市民生活レベルでもヨーロッパとの繋がりは強く(例えば、ラテンアメリカではどんな食堂でも、リーガ・エスパニョーラのサッカー中継が放映されているし、ヨーロッパでは各地にアルゼンチンビーフのステーキ屋があります)、全てにわたってヨーロッパ的でした。考えてみれば、ヨーロッパから南米というのは、直行便が数多く飛び、距離的にも近く、時差も、例えば夏時間のサンパウロと冬時間のロンドンでは、2時間しかありません。そう、日本から見れば、最も遠い場所であっても、現在の世界の基軸である、西洋文明の中心地からの距離は遠くはないのです。そして、日本に帰ってきた私は思ったのでした。世界の果ては、彼処ではなく、此処なのだと。

ラテンアメリカでは、出会う旅人も多く、数多くの旅仲間が出来たことも、この旅の良かったところでした。日本にいては、出会わないであろう人たちと、仲良くなれるというのは、旅の醍醐味の一つではないかと思います。その意味では、今回は大変恵まれた旅であったなと思います。

想定外であったのは、この急激な円安です。出発時点では1ドル79円であったのが、今や1ドル100円。この短期間で大きな物価変動はありませんから、すべての国で自分だけ物価が25%上昇したことになります。これは相当に痛手でした。

これで、ひとまず、今回の旅の実況中継編はおしまいです。あとは、気が向いたときに、旅で気づいたことを、コラムのように書きたいと思います。

なお、このブログは、今回の旅で終わらせるつもりはなく、また日帰りから長期まで、旅に出ることがあれば、今まで同様に記事にしていきたいと思います。とりあえず、空いた時間に、今一度、東京を散歩してみようかなとも思っています。

それでは、また。

May.1.2013 ロサンゼルス、再び Los Angeles, again


アムトラックが到着したのは午前8時半、飛行機は午後4時45分なので、直ぐに空港に向かうには時間がありすぎる。ということで、自転車でダウンタウンを散策します。


ダウンタウンの中央を走るブロードウェイ。建築は、古きアメリカを象徴するようで、雰囲気がありますが、歩く人はほとんどがヒスパニック。スペイン語が飛び交い、よく見れば店の看板も多くはスペイン語。また中南米に戻ってきたかのようです。ここから更に左のメインストリートに行くと、黒人が多くなります。この辺はもう明らかに治安が悪そうなので、歩きなら来れないでしょうし、夜立ち入るのは自殺行為でしょう。








セントラルマーケット。電飾がオールドアメリカンで、この雰囲気は、アメリカらしくて好きです。



お惣菜もメキシカン。英語より大きいスペイン語表示。




道を一本丘の上に移動する毎に、雰囲気はガラリと変わっていきます。





ロサンゼルスのダウンタウンから、国際空港(LAX)までは、メトロを乗り継げば、1.5ドル+ICカード代1ドルで行けます。接続時間を含めかなり時間はかかりますが、時間に余裕はあるので、メトロで空港へ行きます。


ロサンゼルス国際空港。チェックインは三時間前でもやっていました。Bターミナルは制限エリアに入ると、ロクにお店も無く、無料Wifiもあるにはありますが、接続が悪く、時間つぶしに困ります。ただ、荷物検査は時間がかかるので、あまりギリギリまで外にいるのもお勧めできないので、難しい空港です。

ともかく、成田行きの登場手続きを済ませ、いよいよあとは飛行機に乗るだけ。約11時間後には日本です。